2011年2月19日土曜日

都知事に対する不信

石原、次の都知事選に出馬するらしいので、今回の件に怒りと不信を覚えた方は、必ず投票所に言って、納得のいく投票を行なって欲しいと思う。かつて、石原は「美濃部さんのように前頭葉の退化した六十、七十の老人に政治を任せる時代は終わったんじゃないですか」等と対立候補であった美濃部氏に言い放ったが、78歳の石原は今度は同じ台詞を言われる立場になった訳だ。これもまた、「あのときの私は間違っていた」と済ませる気なのだろうか?
ワタミの元会長は、そもそも青少年健全育成条例改悪の文面すら読んでない、不勉強の人間だと言う事が分かったので、こんなのでも出馬できるのかと怒りを超えてこちらもあきれてしまうのだけれど。曖昧な評価基準を逆に利用して、判断する側の気持ち一つで悪書の判断を下せると言う点が最大の問題なのだけれど、それは理解されていないらしい。問題の本質そのものが理解できていない様なので、PTAや主婦層の票確保のためのパフォーマンスと見れば、石原と同じ路線を歩む事は確実だ。居酒屋や学校、介護施設を成功させたのは評価するが、それで都政を任せられるかと言われれば、いまのところはノーとしか言えない。
石原が送ったとした書面について、コミック10社会には公開をお願いしたいところである。石原自体が、出版社等からの信用をなくす言動を行なって、なおかつ厚顔無恥にも協力を要請していると言うのは、よほどTAF2011と言う「国際」と名にあげたイベントを成功させて、自分の評価をあげたいと言う名誉欲が強いのだろうと思う。自らの不信を招く様にした上で、自分に協力しろと言っても、誰も喜んで従う様な者はないだろうし。銀行もそう、オリンピック誘致もそう、すべては自らの名誉欲に従っての行動にしか見えず、結果が伴わなければ他人を恫喝するだけで済まそうと言う、心の卑しい人間にしか映らない。都議会のくりした都議の質疑の最中でも、こいつ自身が「漫画家は卑しい」等と言う野次を飛ばしていたらしいし、自民党/公明党等の都議も同様だったそうだから。本当に卑しいのは、他人を卑しいと見下して、自らを上に見せようと必至になっている人間だと思うのだが。

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