2011年2月17日木曜日

謝りもせず、非を認めず



昨日の都議会一般質問で、民主党のくりした都議がアニメフェアについての質問を行った。くりした都議自身が例の改悪案に賛成しているらしいので、こいつ自身が今更何言うてんねん的なところはあるんだけれど、驚いたのは石原の言動。

「卑しい、卑しくないというのがありましたが、『小学校の先生と子どもが同棲する』『親子の近親相姦』『きょうだいの近親相姦』など、そういうゆがんだ性愛を描いて金をもうけている人間は、私は卑しいやつだと思いますな。しかし、しかし」

本人は、「太陽の季節」等の自作については小説なので関係ないとでも思っているんだろうか、これに近い小説じゃなかったのか?わたしには、高校生の女の子ナンパして、強姦した上で売り飛ばし、中絶手術で死なせただけにとどまらず、その葬式をメチャメチャにするなんて言う小説を書ける人物の気が知れない。同じテーマで書いても、小説家は卑しくなくて、漫画家は卑しいと言う考え方をするところもわからん。そして、結局は漫画家を卑しいと発言した事を撤回もしなかったのは特筆すべきだろう。職業に貴賤はないなんて言うのは、青少年あたりの年代で教わる事だろうに。その口で、コミック10社会を始めとした東京国際アニメフェア離脱組にTAF2011への協力を要請したと言うんだから、厚顔無恥以外の何者でもない。テレビや新聞等で散々に貶めて、蔑んだ上で、うちに協力しろと言われて、はいそうですかと言う会社なんてないだろうに。だから、TAF2011は間違いなく失敗するだろう。それどころか、来年の開催もかなり厳しい状況らしい。こいつは、次の都知事に選ぶべきではない人物の筆頭だと思うし、何よりも石原の言動は青少年の健全な育成に最も害のあるモノだと思う。先方に対して悪い事をしたら謝罪して、その上で協力を要請するのならば話はわからんでもないが、謝罪もしないし、自らの非も認めないと言うのならば、そういう事をしてもいいのだと言う考え方を植え付ける結果になる。それは明らかにおかしくはないか?

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