2010年6月22日火曜日

誰が本当に卑しいのか?

今の石原都知事が独善的で、自分の意見に従わない物はすべて悪であるという考えでいる事はよくわかりました。なにしろ、「(規制対象として都が想定するような作品の作者は)ある意味で卑しい仕事をしている。変態を是とするような人間がいるから商品の需要もある」等という発言をされていますから。では、貴方が書いて来た小説はどうなんですか?って言う突っ込みが、そこら中からはいるというのは分かった上での発言でしょうか?自己反省もなく、自分の作品は小説だから問題ないと利益を確保した上で、他人がやっている事には口を出して非難をすると言う、卑怯者を絵に描いた様な独裁者としか言えないですね。貴方がやってきた仕事の成果がどれほど卑しい内容なのか、再考された方がいいのではないでしょうか?これ以上やるだけ、貴方は過去の自分を否定する事になるだけですよ。他人を貶める人は、他人から見下されるだけなんですが、石原都知事は既にその領域に入っていますね。他人がしている事を根拠もなく卑しいと言える人は、自らの精神の下碑た面をさらけ出しているのだと思います。ちょっと前の記者会見で、記者に「僕はそう言う(規制対象となる様な)漫画を読んだ事がないんだ、君が買って来て、僕にくれないか」等と言うやり取りがありましたが、これを見るにつけ石原都知事の卑しさが伺われます。そのくせ、都からでている質問&回答集の内容の矛盾については一切応えず、判断基準や内容が曖昧すぎる点についても言葉を濁す。私は、未だ質問&回答集についてまともな言及をした都知事の言葉は聞いていません。何よりも、この方は自分が謝らない。間違った時に、人に素直に詫びる事のない人間が、どうしてまともな判断ができるんでしょうか?
こんな人を、誰が信用するんでしょうか?信用している人がいるんでしょうか?信用していい人なんでしょうか?私にはそうは思えません。この人は、戦前から戦中の情報統制の世界に時代を引き戻したい、現代日本のもっとも忌むべき政治屋だと思います。