都の連中って、実は何も考えてないんじゃないかと思う今日この頃。先頃、ゲームについても出版と同じ様な規制がかかる事が発表された訳ですが、こんな事をしたら、開催が絶望視されている東京国際アニメフェア2011にかろうじて開催委員として残っているバンダイナムコゲームスとコナミデジタルエンターテインメントの2社がへそを曲げるのが眼に見えている訳で、この2社を始めとしたゲーム関連の出展がなくなるのは火を見るよりも明らかです。多分、両社共に大慌てで対応を協議しているのではないかと。彼らを怒らせて、東京国際アニメフェア2011の開催を止める事が、都側のやりたい事なのかと思ったりしますけど。事務局担当の日本動画協会が見積もった2/3程度に減少と言うのは、こうなってしまうと控えめな数字になる可能性が高いです。そりゃそうでしょう、自主規制してレーティングとゾーニングを行なってきた訳ですから、今更言われる様な事ではないと言うのはあります。このようなでたらめな運用がなされる事を一番恐れていた訳ですが、それが現実になると、これはもう笑うしかないです。
その都から、我々の世代には馴染み深い川崎のぼる先生に、TAF2011で偉業を讃える賞を出そうとしたらしいのですが、その川崎先生は日本漫画協会理事の里中満智子先生に相談。里中先生は「最終的には個人の判断」としながら、現在の青少年健全育成条例修正案の件を説明したのだそうです。結果、川崎先生は受賞を辞退。都からは「別の日でも」と説得があったらしいのですが、川崎先生はこれを断ったそうです。ここでも都のメンツは丸つぶれ。ただ、情報元が「秋田書店の赤い核実験場」とまで呼ばれるチャンピオンREDの編集と言うのが、ちょっと胡散臭さを伴ってますが。川崎先生絡みで言えば、先日、前橋市の児童相談所の玄関先に、タイガーマスクの本名である「伊達直人」の名前で贈られたランドセル。噂では30代半ばの男性が購入したらしいとの事ですが、伊達直人の名前を使うところがマニアックで、すばらしい事だと思います。現代のリアル「伊達直人」と思います。
本日、コミケ会場で某ゲームプロデューサにお会いして話を伺ったんですが、いくつかの漫画/アニメ関連の団体は徹底抗戦の構えにはいりつつある様です。来年早々にもかなり大きな動きがあるかも知れません。