で、東京国際アニメフェア2011ですが、今回の騒動の結果、現時点での出展状況は以下の様になっています。
出展社数:244社(2010年実績) → 153社(2011年予定) →91社/37%減
小間数:615(2010年実績) → 491(2011年予定) →124/20%減
大手マスコミが2割減として報道しているのは小間数であって、出展社数ではありません。小間数にはステージや商談場所等含まれているため、見かけ上の減少数が少なく見えるのでしょう。で、当然ですが、約4割減と発表するのと、2割減とするのとでは受ける印象が大幅に違いますから、「性描写漫画規制」を推進する大手新聞社等は「2割減」をとります。雑誌やWEB系のニュースサイトでは「4割減」とします。その方がセンセーショナルに見えますから。
重要なのは、展示できるコンテンツがどれだけあるかと言う事なのですが、かなり有名なTAF2011の関連画像を見るとこんな感じ。
忘れてはいけないのは、この状況をもたらしたものが何かと言う事です。そもそも、事の発端になったのは東京都青少年健全育成条例改悪案が可決された事で、角川書店がアニメコンテンツエキスポを開催する事になったのもそれに対する抗議からです。いろんな意見があるでしょうが、抗議の規模と言う意味合いでは、このアニメコンテンツエキスポを応援したいと思っています。たとえ、石原が全く気にしなかったとしても。