さて、東京国際アニメフェア2011ですが、かなり厳しい状態になりつつあるようです。開催まで2ヶ月を切った時点で、未だにポスターに使用できるキャラクタが確定していないと言うことで、今年のポスターができていないと言う事実がすべてを物語っています。例えば、人気のあるキャラクターを出して集客に役立てたいと言うのは、イベント開催側として当たり前の反応ですが、コミック10社会の離反により、人気のあるキャラクターがほとんど使えなくなっているのが現実。他のキャラクターも権利関係が絡まっているのと、青少年育成条例絡みでポスターに使われるのを良しとしない企業によって、選択の余地がほとんどないと言ったところでしょうか。
TBSからはビジネスデーでの出展が発表されていますが、これは海外バイヤーとの商談の場としてしか考えていない様で、一般公開のパブリックデーには出展されません。現在、視聴率の低下と経営危機が叫ばれているTBSなので、商談の場があれば利用したいと言うのが本音でしょう。だから、商談の場として使えないパブリックデーには、どれだけ人気がある作品を持っていたとしても、出展はしない訳です。また、当初は出展作品も告知されていたのですが、2/6現在は作品名は削除されています。もっとも、「アマガミSS」「電波女と青春男」が消されているのは、おそらくは権利関係のもつれからでしょう。いずれも、角川書店系が原作を抑えており、出展に待ったがかかったものと推測されます。出店予定だった作品は他に「けいおん」「それでも町は廻っている」「夢喰いメリー」などがありましたが、明記されなくなっています。逆に、TBSの営業はこの点の確認不足だったのか、それとも自分たちの方が優先だと思ったのか、少なくとも不手際が目立つ格好になりました。
最近、大手マスコミ等の出版物で、アニメファンを攻撃する記事が増えてきています。これは、実際に一部アニメファンの暴走による犯罪もあるでしょうが、国際アニメフェア2011及び青少年健全育成条例修正案絡みであることも間違いないことです。大手新聞社等は、あからさまにアニメファンを攻撃してきていますので、こういう恣意的な記事を見るに付け、マスコミが信用ならないものと言う印象を与えてしまいます。産經新聞が以前に青少年健全育成条例に関するアンケートをとりましたが、タイトルを「性描写漫画規制」としたにも関わらず、8割が条例に反対と言う結果になっています。おそらく、社内でかなり操作された結果だとは思いますが、それでも8割が反対と言う結論を出さざるを得なかったのでしょう。マスゴミは、そろそろ自分たちが信用されていないと言う事実を認めて欲しいものです。
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