2010年3月30日火曜日

青少年健全育成条例改正案の目的

東京都の青少年健全育成条例改正案は、最終的に情報統制と表現の自由の剥奪、都合の悪い情報の隠蔽等を目的としており、憲法21条の保護とともに到底成立させるわけにはいかない条例です。これが通ってしまったならば、次には我々の生活に関わる情報が規制され始め、最終的に「都知事にオリンピック誘致の責任を取らせろ」等と言った主張すらできなくなります。それも、すべては青少年の健全育成のためな訳ですが、この「健全」とは誰にとっての「健全」なのでしょう?今歌われているのは、とてもまともな青少年のためのものではなく、歪んだ大人の勝手な主張の結果の様に思います。
私見ですが、無菌室を作るのは全く意味のない事です。正常な男子小中学生ならば、悪いですけれど、芸術的絵画や百科事典でもヌキます。それは人間という種が持つ、ごく普通の感情です。だから、そういう情報を遮断した無菌室を作るのは意味がなく、如何にして正しい情報を伝えるかが重要なのではないでしょうか?この改正案は、無菌室ばかりを要求して、それ以外の方法をすべて禁じる事になります。以下では、この件についての私見と解釈に付いて書いていこうと思います。
もうそろそろ、ヲタクと呼ばれる人間の中から、自らの権利を守り、義務を果たすためにも、議会に議員を送り込んでもいいんじゃないかと思うのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿